D/LIGHT GYM 整える × 鍛える|八丁堀・新富町
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コンディショニング

1日2万回の呼吸が、姿勢と肩こりを決めている

朝の光が差し込む静かな部屋に敷かれたストレッチマット

ストレッチの最中に、私がいちばん多く言う言葉があります。

息、止まっていますよ。

ほとんどの方が、言われて初めて気づきます。伸ばそうと集中するほど、呼吸は止まります。

そして息が止まっている間、身体は伸びません。

呼吸は「動作」です

呼吸というと、自動的に起きるものだと思われがちです。たしかに意識しなくても続きますが、実際には筋肉を使った動作です。

息を吸うとき、横隔膜が下がり、肋骨が広がります。吐くときは戻ります。これは立派な運動で、1日に2万回以上くり返されています。

2万回くり返される動作の質が悪ければ、身体に影響が出ないはずがありません。

浅い呼吸が、身体に何をしているか

デスクワークで背中が丸まると、肋骨が広がりにくくなります。すると深く吸えないので、首や肩の筋肉を使って吸うようになります。

本来、首や肩は呼吸のための筋肉ではありません。それが1日2万回動員される。

「マッサージに行ってもすぐ戻る肩こり」の正体が、ここにあることは珍しくありません。ほぐしても、次の呼吸からまた使われるからです。

止まった呼吸は、身体にブレーキをかける

ストレッチ中に息を止めると、身体は「危険だ」と判断します。防御反応で筋肉が硬くなり、伸ばそうとしているのに縮む、という状態になります。

だから私たちは、伸ばす強さよりも呼吸が続いているかを優先します。

呼吸が止まる強さは、強すぎる。これは自宅でセルフケアをされる方にも、そのままお使いいただける目安です。

トレーニングでも同じです

力を出すときに息を止める癖がある方は多くいます。一瞬なら問題ありませんが、止めたまま複数回くり返すと、血圧が上がり、体幹の支えも不安定になります。

基本は力を出すときに吐く。それだけで、同じ重さでも安定感が変わります。

いま試せる、簡単な確認

椅子に座ったまま、片手をお腹、もう片方を胸に置いてください。そのまま鼻からゆっくり吸います。

見るのは1点だけです。お腹と胸が、どちらも自然に動いているか。

  • 両方が動いている——自然な呼吸ができています
  • お腹だけが動く——胸まわりが使えていないかもしれません
  • 胸だけが動く——お腹まわりが使えていないかもしれません
  • 肩が上がる——首や肩で吸っている可能性があります

最後のひとつに当てはまった方は、肩こりの原因が肩ではないかもしれません。

腹式呼吸と胸式呼吸、どちらが正しいのか

よくいただく質問です。答えはどちらも正解で、どちらも不正解です。

「腹式呼吸がいい」と言われることが多いですが、お腹だけで呼吸するのが自然なわけではありません。同じように、胸だけで呼吸するのも偏りです。

自然に呼吸をするとき、お腹も胸も、どちらも動いています。片方しか動かないということは、もう片方が使えなくなっているということです。

私たちが見ているのは「どちらの呼吸をしているか」ではありません。両方が使えているかどうかです。

整えることは、呼吸を戻すこと

深い呼吸をするには、肋骨と背骨が動く必要があります。ここが固まっていると、いくら「深く吸おう」と意識しても、入る場所がありません。

だから D/LIGHT では、呼吸を「意識の問題」として扱いません。胸まわりと背中を整えて、深く吸える身体に戻すことから始めます。

入る場所ができてはじめて、呼吸は変わります。順番があるのです。

頭とのつながり

呼吸が浅いままだと、身体は緊張した状態が続きやすくなります。ヘッドコンディショニングで頭・顔・首をゆるめると、呼吸が入りやすくなる方が多くいらっしゃいます。

頭・呼吸・姿勢は、それぞれ別のものではなくつながった一つのものです。どこから入っても、他に影響します。

まとめ

呼吸は1日2万回の動作です。ここが変わると、姿勢も、動きも、疲れ方も変わります。

まずは、ストレッチ中に息が止まっていないかだけ意識してみてください。それだけで、いつものストレッチの効き方が変わります。

体験トレーニング(80分 3,300円・税込)では、姿勢チェックのときに呼吸の入り方も確認します。ご自身の呼吸がどこで起きているのか、一度見てみませんか。

この記事を書いた人

  • D/LIGHT 代表・奥野雄大。10年間で累計1,000名以上を担当。JATI-ATI/NSCA-CPT ほか保有。プロフィールを見る

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